人材紹介は欲しい人材に早く出会える便利な手段ですが、「費用が高い」「採用ノウハウが社内に残らない」といった不満を抱える採用担当の方も少なくありません。コネクトが支援した企業では、人材紹介中心の採用から求人媒体の運用に切り替え、有料広告費ベースで採用単価を大きく下げた実績が複数あります。本記事では、人材紹介のデメリットを整理したうえで、紹介に頼りきらない採用の作り方を、求人媒体の仕組みと成果報酬型支援の使い分けから解説します。
1. 人材紹介の主なデメリット

人材紹介の便利さの裏側には、いくつかの構造的なデメリットがあります。
- 費用が高い。中途採用では理論年収の約20〜35%(1人あたり60〜120万円)が成功報酬として発生する。
- 採用人数に比例してコストが膨らむ。複数名を採るほど総額が大きくなる。
- 採用ノウハウが社内に蓄積しにくい。求人原稿づくりや母集団形成を外部に依存するため、自走しづらい。
- 母集団や条件のコントロールがしにくい。紹介される候補者は紹介会社の保有人材に左右される。
費用の根拠は厚生労働省の調査でも確認できます(令和5年度 職種別手数料率:看護21.6%・保育24.3%・介護20.2%)。
2. 採用代行の4タイプとコネクトの立ち位置

「紹介に頼らない採用」を考えるとき、外部に任せる範囲には段階があります。採用代行は大きく4タイプに分かれます。
| タイプ | 担う範囲 | 特徴 |
|---|---|---|
| 媒体運用型 | 求人媒体の原稿作成・運用(応募集めまで) | 費用を抑えやすく、採用ノウハウが自社に残る |
| 応募対応型 | 媒体運用+応募者への連絡・日程調整 | 採用担当の工数を大きく削減できる |
| 面談代行型(フルRPO) | 初回面談まで代行 | ほぼ任せられるが費用が高く、ノウハウが残りにくい |
| 人事・採用コンサル型 | 採用戦略設計や人事業務全般を支援 | 体制強化できるが費用が最も高くなりやすい |
コネクトは「媒体運用型」です。応募を集めるところまでを担い、応募者対応・面談はクライアントが実施。面談着座の時点で課金するため、採用ノウハウが社内に残ります。
3. 紹介に頼らない採用の作り方

デメリットを避けつつ採用を回すには、「媒体で採れる職種は自社に寄せる」のが基本です。具体的な進め方は次のとおりです。
- 母集団が一定ある職種(介護・保育・ドライバー・販売・製造など)を媒体運用の対象に選ぶ。
- 「どんな人が自社に合うか」を分解・言語化し、合う人/合わない人を求人原稿で明確にする。
- 職場の基本情報・写真・現場の様子を載せ、応募のハードルを下げる。
- 応募への返信を素早くする(求職者は3〜5社同時応募が標準のため、初動の速さが採用を左右する)。
求人の弱点は「給与や魅力が足りない」こと以上に、「どんな人が自社に合うかを言語化できていない」ことにあります。ここを整えるだけで、同じ予算でも応募の質と数は変わります。
4.【事例】媒体運用への切り替えで変わったケース

ビフォーアフター:別代理店で応募0〜1件 → 月7〜8件・約半年継続(コネクトの支援実績)
| 古紙・資源回収(回収ドライバー・ルート営業/正社員) |
|---|
| Before(導入前): 別の代理店に依頼していたが応募は0〜1件にとどまり、母集団が形成できていなかった。 After(媒体運用の改善後): 求人原稿とターゲットを再設計し、AirワークとIndeedで応募が月7〜8件へ。約半年の運用で営業1名・ドライバー1名を採用。 |
成功したポイント
- 特殊な業務内容を可視化し、「ドライバーはドライバーからの転職」という導線でターゲットを再設計した。
さらなる伸び代
当初は応募が大きく増えましたが、全国一律給与のため都市部の給与競争で見劣りし、徐々に応募が漸減・内定辞退も発生しました。これは媒体運用の優劣ではなく、給与体系側の課題によるものです。エリア別の給与・労働条件の見直しまで踏み込めば、さらに応募を伸ばせる余地があります。
見せ方は応募の天井を引き上げますが、天井の高さ自体は給与・労働条件で決まります。媒体運用が合わない部分は無理に押し込まず、条件面の見直しとセットで考えることが大切です。
まとめ
人材紹介のデメリットと、頼りすぎない採用の要点は次のとおりです。
- 主なデメリット:高コスト・人数比例・ノウハウが残りにくい・母集団のコントロールが効きにくい。
- 立ち位置の整理:採用代行は4タイプ。コネクトは媒体運用型でノウハウが自社に残る。
- 作り方:合う人/合わない人を言語化し、媒体で採れる職種を自社に寄せる。
- 伸び代:見せ方は応募の天井を上げる。さらに伸ばす鍵は給与・労働条件の見直し。
人材紹介をゼロにする必要はありません。デメリットの大きい部分から媒体運用に切り替えるだけで、コストとノウハウの両面で採用は強くなります。
人材紹介の60〜120万を、面談着座8万に。
ジョブコネクトは「採れなければ費用ゼロ」の面談着座成果報酬で、紹介に頼りすぎない採用を支援します。初期費用・月額固定費はかかりません。費用は面談着座1件あたりパート3万円/正社員8万円から。まずはどの職種を媒体運用に寄せられるか、一緒に整理しましょう。
よくある質問(FAQ)
Q. 人材紹介と採用代行の違いは何ですか?
A. 人材紹介は候補者を紹介し採用成立時に成功報酬が発生する仕組みです。採用代行は求人媒体の運用などを代わりに行う支援で、コネクトは応募集めまでを担う媒体運用型。面談着座時点で課金し、採用ノウハウは社内に残ります。
Q. 人材紹介のデメリットを避ける方法は?
A. 母集団が一定ある職種を求人媒体の運用に切り替えると、人数比例の高コストを抑えられ、ノウハウも社内に蓄積します。媒体が合わない職種は成果報酬媒体の併用も含めて切り分けます。
Q. 中小企業でも紹介に頼らない採用は可能ですか?
A. 可能です。合う人/合わない人の言語化と求人原稿の改善、応募への素早い対応を徹底すれば、無料掲載や少額の広告費でも応募を集めた事例があります。
Q. 自社の業種でも効果は出ますか?
A. 応募の母集団が一定ある職種(製造・保育・建設・販売・サービスなど)であれば、求人媒体の運用改善で応募増・コスト削減が見込めます。一方、医師や1級施工管理技士のように母集団が極小の職種は媒体運用では費用対効果が出にくいため向きません。(参考:成果報酬型で「応募が来ない」を変える採用の考え方)