「トラックドライバーの求人を出しても、応募が来ない・採っても続かない」――2024年問題以降、その難しさはいっそう増しています。難しさの根には、免許保有者の減少や高齢化、条件競争といった構造要因があります。一方で、コネクトが支援した回収ドライバー求人は、原稿とターゲットの作り直しで応募0〜1件から月7〜8件まで伸びました。本記事では、トラックドライバー採用が難しい理由を構造から整理し、現実的に打てる対策を解説します。
1. トラックドライバー採用が難しい理由

- 2024年問題で必要人員が増えた。時間外労働の上限規制で1人あたりの走行が制限され、同じ輸送量に必要なドライバー数が増加。各社が同じ層を奪い合っている。
- 免許保有者の減少と高齢化。中型・大型免許の取得者が減り、現役層の高齢化も進み、母集団が先細り。
- 『長距離=きつい』のイメージが強い。実際の勤務形態(近距離・日帰り・固定ルート等)が伝わらず、検討前に離脱される。
- 免許区分・車種のミスマッチ。求人が求める免許・経験と、求職者の保有免許が噛み合っていない。
- 給与・労働条件の競争が激しい。同じエリア・車種で条件を比較され、見劣りすると応募が集まらない。
2. 現実的な対策|勤務形態と免許区分を「見せる」

難しい市場でも、求人の設計で応募は動かせます。トラックドライバー特有のポイントは次の2つです。
- 勤務形態を具体的に見せる。長距離か近距離か、日帰りか泊まりか、固定ルートか、積み下ろしの有無かを明確にし、『きつい』のイメージを実態で上書きする。
- 免許区分・車種で狙う層を定める。必要な免許(中型・大型・けん引等)と歓迎する前職を明示し、噛み合う求職者に届ける。未経験可なら免許取得支援の有無も書く。
3.【事例】ターゲット再設計で応募0〜1件が月7〜8件に

ビフォーアフター:応募 月0〜1件 → 月7〜8件(約半年継続)/ドライバー・営業で各1名採用
回収ドライバーの事例ですが、『どんな前職の人が合うか』を起点にする考え方はトラックドライバー採用にそのまま応用できます(社名・地名は非開示)。
| 古紙・資源回収会社(回収ドライバー) |
| Before(導入前):別代理店で応募0〜1件。業務内容が伝わらず、検討前に離脱されていた。 After(媒体運用の改善後):固定ルート・近距離の働きやすさを可視化し、『長距離・個別配送で体がしんどくなってきた層』『家庭の時間を大事にしたい層』へターゲットを再設計。応募は月7〜8件へ増え、採用に至った。 |
『長距離で疲れた経験者が、近距離・固定ルートへ移る』という導線は、トラックドライバー採用でも有効です。前職の不満を解消できる職場だと示すことが、応募の質と量を同時に高めます。
4. さらなる伸び代|給与・条件という前提
見せ方には作用の範囲があります。前述の事例では、最低賃金の底上げや2024年問題への各社対応で競合の給与が上がると、全国一律給与のままだった会社は都市部の競争で不利になり、月7〜8件あった応募が徐々に2〜3件へ減りました。
つまり見せ方は応募の天井を引き上げるが、その高さ自体は給与・労働条件で決まるということです。原稿改善で応募を動かしたうえで、給与・勤務体系の見直しまで踏み込めれば、さらに伸ばせる余地があります。
5. 媒体とコストの選択肢
トラックドライバー採用では、汎用媒体とドライバー専門媒体を使い分けます。専門媒体は費用の発生の仕方で3タイプに分かれます。
| 媒体・課金タイプ | 特徴(費用は変動・要問合せ) |
|---|---|
| 汎用(Indeed/Airワーク) | 母数が大きく、原稿・予算をリアルタイムに調整しやすい。 |
| 掲載課金型(ドラEVER等) | 定額掲載。常に複数名を募集する会社向き。数十万円規模。 |
| 完全成果報酬型(プレックスジョブ/クロスワーク) | 採用まで0円。1名10万〜35万円規模。免許区分等で変動。 |
6. 紹介に頼らない採用という選択肢

採用支援は費用の発生タイミングで性質が変わります。人材紹介は採用時に大きな手数料が発生し、ドライバーは紹介経由が少なく相場も高くなりがちです。応募課金型は要件に合わない応募にも費用がかかる弱点があります。
コネクトは面談着座あたりの成果報酬で、応募集めまで(媒体運用型)を担います。応募者対応・面談は自社で実施し、面談着座時点で課金。採用に至らなければ大きな費用は発生しません。
まとめ
トラックドライバー採用が難しい今、現実的に打てる対策は次のとおりです。
- 難しさは市場構造:2024年問題・免許保有者減・高齢化・条件競争が重なる。
- 勤務形態を見せる:長距離/近距離・日帰り/泊まり・固定ルートを明確にする。
- 免許区分で狙う層を定める:必要な免許と歓迎する前職を明示する。
- 媒体は汎用と専門を使い分ける:母数の汎用、直接届く専門。
- 給与・条件の見直しまで踏み込む:見せ方で応募を動かしたうえ、条件を整えるとさらに伸びる。
応募0〜1件からでも、勤務形態の可視化とターゲット再設計で応募は動きます。まず求人の設計を見直しましょう。
人材紹介の60〜120万を、面談着座8万に。
ジョブコネクトは「採れなければ費用ゼロ」の面談着座成果報酬で、紹介料に頼らないトラックドライバー採用を支援します。初期費用・月額固定費はゼロ。費用は面談着座1件あたりパート3万円/正社員8万円から。まずは今の求人が『勤務形態を伝えきれているか』を一緒に見直しましょう。
よくある質問(FAQ)
Q. トラックドライバー採用はなぜ難しいのですか?
A. 2024年問題で必要人員が増え、免許保有者の減少・高齢化が進み、『長距離=きつい』のイメージや条件競争も重なっているためです。ただし、近距離・固定ルートなど実際の勤務形態を可視化し、免許区分で狙う層を定めれば、応募を増やす余地は大きくあります。
Q. 未経験のトラックドライバーは採れますか?
A. 母集団が一定ある職種なので、免許取得支援の有無や研修体制を明示し、合う前職(近距離配送・現場系など)に寄せて訴求すれば採用は可能です。求人で『自分にもできそう』と感じてもらう設計が鍵になります。
Q. トラックドライバー採用に専門媒体は必要ですか?
A. 必須ではありませんが、対象に直接届く強みがあります。掲載課金型は常に複数名を募集する会社向きで数十万円規模、完全成果報酬型は採用数が読めない場合に無駄が出にくく1名10万〜35万円規模が目安(変動・要問合せ)です。汎用媒体と組み合わせて使い分けます。
Q. 自社の業種でも効果は出ますか?
A. 応募の母集団が一定ある職種(製造・保育・建設・販売・サービスなど)であれば、求人媒体の運用改善で応募増・コスト削減が見込めます。一方、医師や1級施工管理技士のように母集団が極小の職種は媒体運用では費用対効果が出にくいため向きません。(参考:成果報酬型で「応募が来ない」を変える採用の考え方)